びんぼー びんぼー と言われてきましたが
「びんぼー!」「びんぼー!」
も、小学校低学年の時に、男子によくはやしたてられていました。
なんでか、わからなかったので笑
ある日、「なんで私が貧乏なの?」
と聞きましたら、
「だって着てる服が昔っぽい!」「そればっかり着てるし!」
とのことでした笑
その時、ちょっとしたショックを受けました笑
?この服が、貧乏にみえるの?!ほー!なんでー??このボタンとか超かわいいのに??
そのお洋服は、となりのお姉ちゃんのお古か、知り合いの元ペンキ屋のおじさんの妹さん?が、小さいときに着ていた服だったと思います。いつもそのおじさんは、なぜか、父を訪ねにうちに寄って、私に、素敵なお洋服やハンドバッグをくれました。その妹さんが、誰かにあげたいと言ったものを持ってきてくれたんです。それは、今でいうところの、超レトロなかわいいものたち!
「貧乏ワンピース」はグレーでちょっとチェックみたいな柄。厚地でジャンパースカートのようなワンピースのような。すとんした形。ポケットもついていて。手作りだったのかな??
とにかく、かわいい!と思って毎日のようにそれを着ていたんです。誰かが大切に着ていたお洋服をいただけるのが本当にうれしくて。大好きだった。隣のおねいちゃんが大好きだったから、おさがりも大好きだった。
今でも60年代のファッションなど、大正とか昭和レトロな感じは好きなんですが、小さいころから、好みが変わっていないということですね笑 今は着てないけれど。
小さい頃は、よくわかっていなかったけど、スーパーやデパートで売っている服で、かわいいと思うことがあまりなく。だからひたすら、いただいたお洋服のことを「かわいい」と思ってきていたのかな。毎日、その服を着るたびウキウキしてた。
「このお洋服が貧乏なの??」(デザイン最高。着心地満点。すごいお気に入り!!)と不思議でしかたなかったですが、あまりにも「貧乏」「貧乏」といじめられるのがやっぱりつらかったので、母に「貧乏、貧乏って言われる・・」と愚痴りました。
そしたらですね!!すごいことがわかったんです。
母が「絶対にうちの方が貧乏じゃないから、気にしなさんな」
って言ったんです。いつも「あなたが悪い」という母が、珍しく!「絶対にそれはあっちが事実じゃないから、あなたは気にしなくていい」と!断言した。
???なんでそんなことわかるの???と驚く私に、
母は「あなたはちゃんとしたお家にすんでる。お庭もある。そのいじめっ子はあの〇〇に住んでるでしょう?それなのに、あなたのお洋服だけで貧乏と決めてるのはおかしい」
その時、本当に、もうひとつ衝撃をうけました。
見た目が貧乏にみられてるとか、本当に、お金持ちとか、そういうの、あらゆる面で関係ないんだね?!!!
そもそも、気に入ってるからいいんだけど、そのお洋服が貧乏な人のものかも事実と違うのに、「貧乏!」ってイジメてくる人の方が、実は貧乏だったりするかもしれないということがあるんだね?!
一目瞭然な事実が他にあるかもしれないのに、いじめてくるって・・・ことがあるんだね??
それをあの子たちは知らないんだね??(わたしも知らなかった!)
本当に気にしなくていいんだ!
そう。だから、私は、ずっと、貧乏くさい変な服(と言われる服)とか、いつも同じ服とか、好きなように着るようになりました。いただいた古いお洋服を大切にきたり。小さな洋品店でたまたますごく気にって、母が買ってくれた気に入った服2着ばかり交代で毎日着たり。
ずっと古いものが好きだったから、高校生になったころには、母の若いころのコートやセットアップや、知り合いがくれた超60年代風のワンピースとか。
それはその時代に流行ってるお洋服とは全然違ってたから、高校時代も「貧乏」にみえたかもしれないけど笑。
それでいいんです。貧乏ってなんなん?
それでいいんです。実際、高校時代は、お洋服で「貧乏」とか「ダサい」とか、虐めてくる人はいなかったし。笑
すごーく大人になって
ビジネス展開するうえで、お相手を不安にさせないために、ちょっとちゃんとしたスーツを着たり、それっぽい服を選んでいくことはありましたが、私の中で、今は基本、お金持ちにみられる必要がむしろない。
私を「お金があるから」と思って付き合いたがる人がいたら、結局生き方違いすぎるし。笑
今、自由だった小さなころの自分に戻れていることに感謝します。
幸せって、事実をみることから始まる。いずれにしても。